2025年5月23日(金)、跡見学園女子大学 文京キャンパスにて、GKB48主催セミナー「高校訪問の常識をアップデート! 教員の本音から学ぶ、学生募集に効果的な関係づくり」を開催しました。大学の入試・広報や高校訪問の担当者を中心に約40名が参加し、高校教員と大学教職員が「訪問の本質」について率直に語り合う貴重な機会となりました。(協力:Eleviss株式会社、株式会社ライフマップ、株式会社インフォザイン)

 冒頭のパネルディスカッションでは、東京都立富士森高校の主幹教諭 水竹雅幸氏と、佼成学園女子高校 教頭・進路指導部長の西村準吉氏を迎え、現場での進路指導の実態や、大学訪問への率直な評価が語られました。進行はEleviss株式会社代表で青楓館高等学院 外部顧問も務める堀裕貴氏。
 高校教員は、進路決定の早期化に対応しながら、生徒一人ひとりの選択をどうサポートしているのか。そして、大学の情報をどのように提供すれば、生徒への紹介につながるのか。進路指導の現場に立つ教員の視点から、大学に希望する関わり方が、具体的な事例を交えて本音で語られました。

パネルディスカッション。左から、佼成学園女子高校 教頭・進路指導部長 西村準吉氏、東京都立富士森高校 主幹教諭 水竹雅幸氏、Eleviss株式会社代表取締役、青楓館高等学院 外部顧問も務める堀裕貴氏

 パネルディスカッション後は西村氏の講演では、まず大学訪問時でありがちな「昨年との変更点の説明」についての違和感が述べられました。そのうえで、訪問時の資料で“理想的なリーフレット”の例として西村氏が独自に作成されたサンプルを紹介。資料のポイント、体裁など、高校の現場で「活用される」ための工夫が詰まったその一枚は、今後の募集活動に非常に参考になりそうです。

佼成学園女子高校 西村氏「高校生の大学選びは、大学を“比較”して決めるプロセスであることを忘れないでほしい」

 続く堀裕貴氏の講演では、高校訪問の実態調査結果(訪問者数、年間訪問回数)や課題が明らかに。「なぜ生徒に自学を紹介してもらえないのか?」という問いに対する解決のポイントは「大学の魅力の幹を高校生目線で伝えているか」。いわば「広報」の原点に戻るような視点でした。

Eleviss株式会社 堀裕貴氏による講演「効果的な高校訪問方法~自学のことを、高校教員が生徒に紹介したくなるには」

 セミナー後半は会場全体での質疑応答タイムを経て、登壇した高校教員が各グループに入り、参加者と直接対話するグループディスカッションを実施。実際の訪問時の悩みや、自学の情報発信に関する相談が次々に寄せられ、会場は終始活気に包まれました。上記の西村氏の講演でも、高校訪問や高大連携を通じて、高校と大学が「顔の見える関係」となる重要性を強調されていましたが、こうした対話の機会も、その過程の一つとなりそうです。

グループディスカッション

参加者の声(抜粋)
・情報を“届ける側”と“受け取る側”が、同じ場で対話できる場が貴重だった。
・良い訪問、そうではない訪問についての具体的な話はとてもリアリティがあった。
・高校訪問に向けて、どのような準備をすればよいのか参考になった。
・高校教員/高校生に分かってもらうための高校訪問について、モヤモヤしていた気持ちが少し晴れた。

 本記事では、セミナーの一部をダイジェストでお届けしました。実際の雰囲気や質疑応答、高校教員の“本音”は、ぜひオンデマンドでご視聴ください。視聴者特典として、講演の資料や当日配布された西村氏オリジナルの「高校訪問時に理想的な資料」、当日の質疑応答集も共有されます。

配信期間:2025年6月6日(金)~ 7月25日(金)予定
視聴料:1,000円(税込)
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