8月27日に「令和3年度学校基本調査(速報値)の公表について」が公開されました。
https://www.mext.go.jp/content/20210824-mxt_chousa01-000017617-1.pdf

調査の内容は、5月1日現在の学校数、在学者数、卒業者数等であり、調査の結果は、当面する教育の諸問題を解決する基礎資料として利用されているばかりでなく、将来の教育計画を立てる際の貴重な資料として役立てることができます。今回のものは速報値で確定値は12月に公表されます。
今回のデータは以下にあります。全国で始まったデータサイエンス教育で政府統計として活用されることも多いと思いますのでリンク先を掲載しておきます。
学校基本調査 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00400001&tstat=000001011528

合わせて全国でどのように取り上げられたか新聞報道を集めてみました。新聞社によって統計リテラシーにばらつきがあります。戦後、日本の統計教育をリードしていた新潟県は、県がしっかりと県の統計を公表しており、参考になります。(順次更新)

学校段階別在籍者数は上図の通り。

日付区分都道府県市区町村概要ソース備考
8/27小中校北海道文部科学省は27日、2021年度の学校基本調査(速報値)を発表した。道内の小学生は前年度比4682人減の23万1714人となり、39年連続で減少。少子化が進み、中学生、高校生とともに過去最少を更新した。  
調査は5月1日時点でまとめた。道内の小学生は、ピークだった1959年度の81万298人と比べ約3割に減少。中学生は前年度比386人減の12万2743人で35年連続の減少、高校生は4438人減の11万5335人で31年連続の減少となった。 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/582800/
記事

8/30
小中校福井県福井県教委は8月27日、今春の県内中学校、高校卒業生の進路実態調査結果を公表した。高校を卒業した7089人のうち大学・短大への進学者は4220人。進学率は59・5%と前年を2・6ポイント上回り、統計の残る1955年以降で最高となった。  
就職者は1465人で、高校卒業生に占める割合は2・1ポイント減の20・7%。このほか、専修学校などに1164人が入学した。県教委の担当者は「新型コロナウイルス禍による景気低迷を踏まえ、特に職業系学科で就職より進学を選ぶ生徒が増えた」とみている。  
進学率は男子57・8%、女子61・4%。進学先は県内が65人増の1497人で、割合も35・5%と0・9ポイント増えた。
県外は京都府493人、大阪府375人、石川県319人、東京都313人など。
学部別では社会科学が1207人で28・6%と最多。次いで理工学835人(19・8%)、人文科学421人(10・0%)となった。
記事
8/30小中校兵庫県文部科学省の2021年度学校基本調査の速報が、このほど発表された。兵庫県では中学校の生徒数が9年ぶりに増加し、14万3075人(前年度比1063人増)になった。ただ、小学校の児童数は15年連続減となる27万8500人(同4258人減)で、過去最少を更新。子どもの減少傾向は変わっていない。 記事
8/29小中校宮崎県今年度の学校基本調査の速報値が発表されました。宮崎県では、中学校の生徒数が増加したものの、小学校の児童数は、過去最も少なくなりました。  
県によりますと、県内の中学校の生徒数は、今年度が3万563人で前の年度を352人上回り、2年連続の増加となりました。  
一方、小学校の児童数は5万9639人で前の年度を811人下回り、1948年の調査開始以来過去最少となりました。  このほか、高校の生徒数は2万8441人で前の年度を720人下回り、11年連続の減少となっています。
記事
8/27小中校新潟県新潟県は27日、「令和3年度 学校基本調査の速報値」を公表した。
それによると、中学校卒業者の高校などへの進学率は99.6%(対前年度±0.0ポイント)と前年度に引き続き過去最高となったほか、高校卒業者の(大学・短期大学の通信教育部への進学者を含む)大学などへの進学率も48.9%(対前年度+0.5ポイント)と過去最高となった。また高校卒業者の専修学校(専門課程)進学率は28.2%(対前年度+2.2ポイント)だった。一方、高校卒業者に占める就職者の割合は16.7%(対前年度▲2.6ポイント)だった。 公立小学校における単式学級数は、前年度よりすべての学年で減少し合計で100学級減少した。公立中学校の単式学級数は前年度に比べ1、2年生は減少(1年生▲1学級、2年生▲5学級)したが、3年生は増加(+9)し、3学年の合計で3学級増加した。1学級当たりの児童・生徒数は、公立小学校が19.1人となり前年度より0.2人減少、公立中学校が23.4人で、前年度より0.1人減少した。 なお学校数は小学校(▲8校)、中学校(±0校)、義務教育学校(±0校)、高校(▲1校)、中等教育学校(±0校)、児童・生徒数は小学校(▲2,137人)、中学校(+2人)、義務教育学校(▲11人)、高校(▲1,520人)、中等教育学校(▲67人)だった(いずれも前年度比)。
記事県庁サイト
8/28小中校三重県
三重県は27日、県内の児童生徒数をまとめた「学校基本調査」の本年度の結果速報を発表した。小学校の児童数は前年度比1870人減の9万40人で過去最少を更新した。中学校の生徒数は前年度比95人増の4万7567人で、10年ぶりに増加したものの、過去2番目に少なかった。  昭和23年度から5月1日現在の数字を毎年調査している。園児、児童、生徒の総数は21万1360人で、前年度に比べて3439人減少。小学校の児童数は昭和58年度から39年連続で減少し、平成元年度以降は過去最少を更新している。中学校の生徒数は23年度以来、10年ぶりに増加に転じた。  ほかの内訳は、幼稚園1万2099人(前年度比775人減)▽幼保連携型認定こども園8213人(456人増)▽高校4万4229人(1600人減)▽特別支援学校1972人(37人増)▽義務教育学校263人(9人減)▽中等教育学校639人(148人増)。  県によると、結果速報は国の公表に合わせて発表。新型コロナウイルスの感染拡大で、卒業生の状況調査の集計が完了していないため、国は例年速報で公表していた進学率や就職者の割合を明らかにしていない。県は12月の確報で公表する方針。 記事
8/28小中校青森県県は27日、2021年度学校基本調査の青森県分速報値で、小学校と中学校の在学者が統計開始以来最少だったと発表した。小学校に在学する児童数は5万4460人(前年度比1257人減)、中学校の生徒数は2万9940人(同266人減)だった。  高校全日制・定時制に在学する生徒数は3万543人(同1612人減)。在学者数は小学校が1980年度以降、中学校が87年度以降、高校が90年度以降、それぞれ減少を続けている。特別支援学校の在学者は1679人(同25人減)。記事
8/30小中富山減少が続いている県内の小中学生の人数は今年も減って、過去最も少なくなりました。 文部科学省がまとめた学校基本調査の速報値によりますと、義務教育学校を含む今年5月1日現在の県内の児童数は4万8088人と13年連続で減少。また生徒数は2万6285人で7年連続で減少しました。 少子化の影響で、児童、生徒数ともに過去最多だった昭和30年代の3分の1以下で、1948年度の統計開始以来、最も少なくなりました。 また、学校の数も過去最少となっていて、小学校は181校、中学校は77校です。 記事
8/27大学全国文部科学省5月1日時点で大学の学部に在籍する女子学生は昨年同時期より3164人多い119万6629人と過去最多を更新したことが27日、文部科学省の2021年度学校基本調査(速報値)で分かった。学部生262万5956人の45.6%を占め、割合も過去最高。大学の女性教員数も1105人増の5万243人で最も多くなった。  文科省は「政府として高等教育における女性活躍に取り組んでおり、その結果が表れつつあるのではないか」と分析している。 記事

By 山下 研一

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